丸山夏鈴さんというアイドル活動をしていた女性が亡くなったことニュースで知りました。
21歳だったそうです。
私はアイドルのことは詳しくはないし、
実際の彼女の活動もよくは知りませんでした。
少し前に、夕方のニュース番組で
ガン闘病をしながらアイドルを続ける女の子、として
取り上げられていてそれで初めて知りました。
しかも、小学2年生で脳腫瘍を患ってそれからずっと
再発と手術を繰り返し
7回も手術を受けたというのです。
そして、今年になって肺に転移が見つかって闘病しながらアイドル活動を続ける姿が映し出され
そのやせ細った若い女性の姿は、言葉を失うとともに
運命といって片付けられない、なんて理不尽なんだ、と胸が締め付けられる思いでした。
あの放送は4月頃だったか、もう立ってマイクを持つことができず
座ったままステージで歌を歌う姿でした。
頭の隅に彼女のことが記憶として残り、気にはかけていたのですが
こんなに早くに亡くなってしまうとは・・・・。
こういった闘病生活のニュースもあって彼女が
アイドルとして認知されたのも確かだけれど
本当はそうでなく、アイドルとして花を咲かせたかっただろうと思う。
でも、彼女のその病気との戦いが
世の中に認知されることでこうやって私のような
おばちゃんまでが心を動かされたわけで、
彼女の生きた道はちゃんと記されたにちがいないと思います。
私には娘はいませんが、そういった壮絶な病気との戦いの日々を支えた親御さんの尊敬に値します。
21年の人生で7回の手術。それも脳腫瘍の手術。
その立場になればやるしかないのでしょうが
あの可憐な少女が子供の頃からそれを耐えてきたと思うと
ほんとうに頑張ったんだと思う。
ただ生きる、だけでなく、アイドルとして生き続ける、ということでそのエネルギーを見出したことも、すばらしい。
先日、脚本家の北川悦吏子さんの難病のニュースも知りました。
私も体が強くなく、持病が幾つかあるので身につまされる思いと
私ごときが愚痴ってはいけない、という思いにさせられました。
北川さんは
繰り返される難病に「なんで私ばっかりがこんな目にあうの?」と涙したこともあったそうですが、ご主人に「君はわがままだ」といわれたそうです。
そこから、あるドラマの脚本の中のセリフが生まれたんだそうです。
「一生そうやってなんで私ばっかりって言いながら生きていくの?」
きびしいなぁ、強いなぁと思います。
彼女たちはある意味、才能も、世にでることができた運もあったとは思います。
きっとそうういうメッセージを残す役割を果たせる人たちなんですね。
そのメッセージを受け取って心に刻んで
この先何かあっても、文句を言ったり泣いたり騒いだりしながらも
生きなきゃと思いました。
丸山夏鈴(かりん)さん、ご冥福をお祈り申し上げます。
こんなおばちゃんにもメッセージを残してくれてありがとう。

posted by こたつで昼寝 at 10:02
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日記